推しカプを描きたいけどどうしても上手に描けない…
自分の好きなキャラや推しを描くときに似せながら動きのある絵を描こうとするとバランスが悪くなったり、顔の表情が硬くなってしまったり難しいですよね…
推しカプやBLイラストを描く上で上達する描き方の4つのポイントをご紹介します!
BLイラストの上達する描き方の4つのポイント
トレースをして人体構造を理解する
人物を描くとき大きさやバランス、角度を決めるためにもアタリ(線で大まかな位置決めをする下書き作業のこと)をつけます。人物構造を理解しようとしてもなかなか資料集がないと理解しづらいと思います。
そんな時はトレス素材で練習することがおすすめです!
これらの資料は商用利用も可能なため、どうしても描きたいシーンをそのまま参考にして使用することができます。人物って正面は描けてもアオリやフカンなどって日頃意識して見ない角度ってなかなか描きづらかったり…。これらの資料は左上のポーズを基準として、カメラを右回りに30度ずつ移動したカメラアングルで様々な角度から描くことができます。
カメラの高さは基本3パターン(真横、斜め上、斜め下)に加え真上と真下。好きなポーズを参考に使用できます。
トレス素材で描いていくうちに自然と人物の構造が理解してきます。頭で考えるよりは慣れることが上達の近道です!
表情テンプレを使って表情を練習する
顔の表情が固くなってしまったり、顔のバランスが悪くなってしまう原因はアタリの取り方が間違っていたりバリエーションがなかったりする場合があります。そんな時は顔のパーツや髪型、表情、キャラ付けまで学べる本や表情テンプレで表情の練習をしてみましょう。
大人の顔を描く場合は顔は左右対称を割る縦のラインと目の当たりとなる横のラインを顔の中心より高い位置に持ってきます。子供を可愛く描くときに一番幼く見せるコツは目の位置を下げることがポイントです。赤ちゃんの場合は顔のパーツを下に下げ、口や顔も中心に寄せると可愛くなります。さらにほっぺたや顎をぷにぷににしてあげると可愛いです。
また表情テンプレやイメレス素材を使って様々な表情練習するといいでしょう!
人物をドローイングする
人物をドローイングすると躍動感のあるイラストが描けるようになります。自分自身の手や顔の写真や鏡越しのパーツを模写してみましょう。また、アルバムの中にある写真をドローイングしてみるのもいいでしょう。資料としてフリーじゃない素材や写真をトレースしてしまうことは「著作権」に関わってくるので気をつけましょう。
手はブロックごとに構造を考えてみるといいでしょう。手の甲、親指、他の四本の指と大まかに形を捉え、先に関節を描き指先を描くと描きやすくなります。実際自分の手を見て真似るのが上達方法ですが、どうしても描きづらい方向の手がある場合はトレスフリーの素材を使用するもいいと思います。
指の付け根や関節を意識することで自然な手が描けます。指の長さは中指が一番長く、人差し指、薬指、小指は薬指の第一関節くらいの長さがいいでしょう。親指は厚みを持たせながら可動域がどこまで動くのか自分の手で試してみてください。
光源を意識した影や着色を入れる
髪のベタ塗りは様々方法があると思いますが、光源を意識しながらベタ→陰→ホワイトの順で塗っていきます。ベタも髪の流れやつむじを意識します。光源がある方をツヤベタを控えめに、遊びや毛先はホワイトやあそび気を入れ毛先まで黒を乗せることでメリハリが出ます。
トーンもまた陰影を意識しながら塗ると立体感が生まれます。服の素材や形に合わせた陰の付け方でさらに奥行きが出ます。
着色もまた光源を意識してあげましょう。朝、昼、夕方と人物に当たる光の量や角度も変わってきます。季節によっても色彩が変わってきます。春は鮮やかに優しい色を、夏ははっきりとしたカラーを、秋は落ち着いた色を、冬は色彩を抑えるなどイメージしながら着色をしてみてください。