BLイラストを描きたいけどうまく表現できない…
BL(ボーイズラブ)のラブシーンの描き方に迷った際に解説をまとめてみました!あくまで素人によるものですのでどんなシーンにしたいか見せ方のちょっとした参考になればと思います!
BLイラストのポーズ・ラブシーンの描き方
アタリのとり方
丸みの曲線のある女性に比べて男性はがっしりとしっかりとした体型です。上半身や筋肉の硬さを意識しながらアタリを取っていきます。この際見えない手足も描き込んでおくとわかりやすいと思います。
女性と違いくびれはないので少し狭まるように引き締まった体型を意識します。手足も付け根を意識して描くと描きやすいです。
アタリを取ることで自然で動きのあるイラストが描きやすくなります。
肉付けをしていく
先ほどとったアタリに肉付けをしていきます。背中の厚みや肩の筋肉の盛り上がり、女性と比べおしりは盛り上がらず膨らみを持たせすぎないように描いていきます。上腕や太もも、ふくらはぎは筋肉の膨らみを意識しながら段差をつけます。
顔は左右対称を割る縦のラインと目の当たりとなる横のラインを決めておきます。横のあたりラインに耳がくるイメージです。また、背中線を入れておくとバランスが取りやすくなります。
ひざやひじ頭に線を入れておくと立体感を出すことができます。
下書き
細部のラフを描き込んでいきます。耳は目より少し高い位置に置き、面長に持たせることで男性らしさを表現できます。髪の毛はつむじを意識した髪の流れを、服のシワは素材にもよりますが、胴体や腕や足を意識した流れで入れていきます。ひじやひざ、手足の付け根など、角度がつくところに服の皺がよるイメージです。
凹凸を持たせながら筋肉を表現していきます。
ペン入れ(仕上げ)
先ほどのラフに沿ったペン入れをしていきます。男らしさを出すポイントとしては首筋は耳の下から伸びるイメージで、体つきは肩幅を大きく持たせ、腰を細くした逆三角形をイメージするとがっつりした印象を与えます。筋肉のつき方によって線や皺を入れることで立体感が出せます。
全体的に女性の曲線的ラインではなく直線的なラインです。首から背中にかけて筋肉が出ており、三角筋や大胸筋など筋肉に膨らみを持たせます。
ベタ塗り
髪のベタ塗りは様々方法があると思いますが、光源を意識しながらベタ→陰→ホワイトの順で塗っていきます。ベタも髪の流れやつむじを意識します。光源がある方をツヤベタを控えめに、遊びや毛先はホワイトやあそび気を入れ毛先まで黒を乗せることでメリハリが出ます。
トーンを入れて完成です!トーンもまた陰影を意識しながら塗ると立体感が生まれます。服の素材や形に合わせた陰の付け方でさらに奥行きが出ます。
BLラブシーン作画テクニック 艶っぽく説得力ある描写の基本
こちらはラブシーンを描く時の基本から、魅力的な体の描き方、シチュエーション別・ラブシーンの描き方、服や下着の表現、えっちに見せる演出まで、BLラブシーンの体位や構図、作画のテクニックが詰まった一冊となります。ポーズ集だけでなく、キスの表現やさまざまな角度の付け方までラブシーンの描き方に特化した解説書です。絡みポーズで見えない部分がどのようになっているのかわかりやすい素体ラフや知っておくと役に立つ豆知識まで、とてもためになります!ラブシーンがうまく描けない人や、さらに表現力をつけたい時に役立ちます!