BLカプのキスシーンを描きたいけど上手く描けない…ワンパターンになりがちなんだけどどうやって動きをつけたらいいんだろう?
BL(ボーイズラブ)のラブシーンに欠かせないのがキスシーンですよね!キスシーンの表現方法を解説してみましたので描き方に迷ったら参考にしていただけたらと思います!
BLのキスシーンの描き方を解説!
キスシーンの場合キャラクター同士の角度が同じだとどうしても単調に見えてしまいます。アタリをつける時はアオリの角度とフカンの角度のようにそれぞれ相対する角度を持たせることで動きが生まれます。
ポイントとしては相手が上唇が見えた場合はもう一方が下唇が見えるよう密着度を持たせます。
キスシーンの程度によって角度は変わりますが、深いキスになる程相対する角度(傾きの角度)が大きくなります。
アタリをつける
アタリを取ることで自然で動きのあるイラストが描きやすくなります。首に腕を回すことで密着度が高まります。今回は右側が身長が低いと想定して、自分から引き寄せているイメージです。
肉付けをしていく
先ほどとったアタリに肉付けをしていきます。首筋は耳の後ろから鎖骨に向かって伸びています。また、女性より首は太く、喉仏を入れることで男性らしさを表現できます。
顔は左右対称を割る縦のラインと目の当たりとなる横のラインを決めておきます。横のあたりラインに耳がくるイメージです。また、背中線を入れておくとバランスが取りやすくなります。
下書き
細部のラフを描き込んでいきます。耳は目より少し高い位置に置き、面長に持たせることで男性らしさを表現できます。髪の毛はつむじを意識した髪の流れを、服のシワは素材にもよりますが、胴体や腕や足を意識した流れで入れていきます。ひじやひざ、手足の付け根など、角度がつくところに服の皺がよるイメージです。
ペン入れ
先ほどのラフに沿ったペン入れをしていきます。男らしさを出すポイントとしては首筋は耳の下から伸びるイメージで、体つきは肩幅を大きく持たせ、腰を細くした逆三角形をイメージするとがっつりした印象を与えます。筋肉のつき方によって線や皺を入れることで立体感が出せます。
仕上げ
髪のベタ塗りは様々方法があると思いますが、光源を意識しながらベタ→陰→ホワイトの順で塗っていきます。ベタも髪の流れやつむじを意識します。光源がある方をツヤベタを控えめに、遊びや毛先はホワイトやあそび気を入れ毛先まで黒を乗せることでメリハリが出ます。
トーンを入れて完成です!トーンもまた陰影を意識しながら塗ると立体感が生まれます。服の素材や形に合わせた陰の付け方でさらに奥行きが出ます。
BLラブシーン作画テクニック 艶っぽく説得力ある描写の基本
こちらはラブシーンを描く時の基本から、魅力的な体の描き方、シチュエーション別・ラブシーンの描き方、服や下着の表現、えっちに見せる演出まで、BLラブシーンの体位や構図、作画のテクニックが詰まった一冊となります。ポーズ集だけでなく、キスの表現やさまざまな角度の付け方までラブシーンの描き方に特化した解説書です。絡みポーズで見えない部分がどのようになっているのかわかりやすい素体ラフや知っておくと役に立つ豆知識まで、とてもためになります!ラブシーンがうまく描けない人や、さらに表現力をつけたい時に役立ちます!