夏に読みたい甘酸っぱくて爽やかな青春BL作品！ということで、四季を感じさせる空気感のBL漫画を集めてみました。春は甘く、夏は爽やかに、秋は切なく、冬はほっこり温め合いながら、四季の良さを感じながら読みふけたい漫画はいいですよね。好きなドリンクを片手に胸キュン必須のしっとり読みたい作品たちです。
甘酸っぱく爽やかなおすすめBL漫画10選
海辺のエトランゼ
[著]紀伊カンナ
私が本当にオススメしたい一冊。心が洗われ優しい気持ちになる作品。沖縄を舞台に「人を好きになるっていいな」と思えるほど穏やかな時間が流れています。この作品は作画やストーリー何をとっても癒されます。
南国の島を舞台にした透明感のある作品。沖縄の離島の民宿にやっかいになっている小説家、主人公駿は自分がゲイであることを隠すために親元を離れて暮らしています。そこに現れたのが両親を亡くしたどこか影のある実央。いつも海辺を見つめる実央に駿が思わず声をかけるのでした。2人が出会って、同性同士の愛ながら葛藤して、等身大2人の甘酸っぱく爽やかなストーリーです。
彼のいる生活
[著]宮田トヲル
純愛青春BL！幼馴染の2人が親の勧めでルームシェアをはじめ、性格良しルックスよしの一仁が何故か彼女が居らず、夏川は原因を探しに付き合ううちに意識し合うようになる2人のお話。お互いを思い気持ちの押し付け合いもせずピュアピュアさを堪能できます！！片想いを続けて付き合うまでのあるある話ながら当て馬もおらず気持ちを確かめ合う回りくどさもなく、お互いを思い純粋に大事に思ってるんだなと感じとれて心底癒されました！純度100%はこのこと！
群青のすべて
[著]古矢渚
男子高校生の友情・恋愛・青春が全て詰まった爽やかな作品。快と漣は中学から5年間同じクラスで高校生活最後の一年で別々のクラスへ。隠していた思いが徐々に芽吹かせ寝ていた漣にうっかりくとにしてしまった「好き」という言葉に徐々に侵食されすれ違っていく2人。読み終わると「群青のすべて」の意味がわかり深く沁みました。わちゃわちゃ楽しかったり切なくも甘酸っいお話です。
春と夏となっちゃんと秋と冬と僕
[著]佐岸左岸
佐岸先生のデビュー作品。４コマでおくる、四季折々のデレデレ可愛い攻となんでも受け止めてくれちゃう男前受。ほっこり染み渡る心温まる作品。なんでもない日常が愛おしくなる四季折々でおくるカップルの日常を描いた胸キュンの嵐。癒されたい時にぱらっと捲って浸りたい作品です。
バニラ・ショコラ・シガレット
バニラ・ショコラ・シガレット【電子限定描き下ろし付き】【コミックス版】
[著]熊猫
ひとつの街の二組の恋模様のお話。小説の一節のような情緒あるモノローグが好きです！隣人同士で付き合ってるゲイのカップルと、そこの引っ越してきたノンケが会社の人にもその話をするとその人もゲイだったというシンプルな構成ながらタッチと構成力がおしゃれで魅入りました。
えんどうくんの観察日記
[著]ハヤカワノジコ
ハヤカワノジコ先生の作品は空気感がとても上手です。触れ合ったりキスしたり、なんでこんなに繊細でドキドキするんだろう。場面の切り取りが上手いので息を呑むような場面が多々出てきます。空気に溶け込むような描写と、人と人とが恋をする瞬きが丁寧に描かれています。胸の奥底がキューンとなる作品です。
君は夏のなか
[著]古矢渚
DKの爽やかな夏を描いた青春劇。映画が好きで仲良くなって夏休みに好きな映画の聖地巡礼をするお話。季節感がよく伝わりDKらしいやりとりの中、夏休みを一緒に過ごすうちに意識する青春系BL。穏やかに友人同士として流れる時間と、夏休み明けのまさかの展開、ドキドキしながらも夏をたっぷり感じられる作品です。
同級生
[著]中村明日美子
ゆっくり進む繊細なトーンの物語。映画化もされた人気作でありながらBLが好きでよかったなと再認識します。お互いだんだん大事な存在になっていき、高校生の真っ直ぐな恋が爽やかにそれでいて焦ったく甘酸っぱい気持ちになります。何度も読み返したいずっと心に残る作品です。
ひだまりが聴こえる
[著]文乃ゆき
私がBL好き20年の歴史の中で最も泣いた作品。毎巻泣いています。突発性難聴を患う航平が真っ直ぐな同級生太一に救われ好きになっていくお話。たくさんの人に読んでほしいほど心に染みる作品。優しくて暖かくて深くて、心理描写が丁寧に丁寧に描かれています。甘酸っぱくて爽やかで、苦悩でときには胸がキュッとなってそして涙します。映画もとてもよかったです！
中3の冬、航平は推薦で高校が決まった途端に高熱で倒れ、「突発性難聴」が発症してしまいます。今まで聞こえていたものがよく聞こえなくなり、周りは自分を「障害者」のように扱われるようになり居心地の悪さを感じるようになります。友人と話しても誰かと話をしていても話に置いていかれ、自然と人と距離をとってしまいます。そんな中、真っ直ぐで、明るくて、バカで、でも自分の懐にスッと入り込む太一と出会い、心が救われ、いつしか太一のそばにいたいという気持ちが「恋」ということに気がついていきます。そんな二人の出会いから恋に発展していくまでの優しくてほろっと泣ける作品です。
エスケープジャーニー
[著]おげれつたなか
友情だと抜群に相性がいいのに恋愛となるとうまくいかないふたり。付き合ってからのふたりの将来についてちゃんと掘り下げてあって、家族紹介や現実問題に妙なリアルさ、離れてもやっぱりお互い好きでいる恋愛においての必要なことが描かれた作品です。
おわりに
暑さも吹き飛ぶBL作品でした。読み終わった後は入道雲を見ながら余韻に浸りたいです。
