
1周お休みしてのひだまりが聴こえる・春夏秋冬の続話!前回永奈につきまとうストーカーの対応で航平と太一が喧嘩してしまい、ストーカーが太一に怪我をさせた…!?という気になる話で終わっていたので待ち侘びていました!待ち侘びていただけに…めちゃくちゃ萌えました……このもどかしさ胸に染み渡る……早く続きが気になる方は「Canna Vol.80」をチェックしてみてくださいね!
前回までのおさらい


[著]文乃ゆき
航平と永奈の様子を見ていた太一の知り合いが「昨日買い物しに寄った駅で見かけて彼女と一緒だったよ」と聞き驚く太一。長い黒髪のキレイな子と言われ相手が永奈だと気づきます。スーツ姿でたまたま会った訳がなくモヤモヤする太一。新入社員である須藤敦史の教育係になった太一だったが、要領のいい須藤に「これじゃどっちが教育係か分かんないっすね〜」と言われる始末。あまり自分を頼ってくれず壁を感じながらもしかして嫌われてるのかと悩みます。
そんな帰り道で航平とばったり会います。無意識に航平の家に行こうとしてたのだと気づいた太一は慌てながらどうしても永奈と会っていたことを切り出せず誤魔化します。その一言にふにゃ〜と嬉しそうな航平にちょっと罪悪感を覚えてしまいます。
そのまま外食に来た二人は航平の就活の話を聞こうと話を持ち出しますが、墓穴を掘ったことに慌てる太一。昨日の面接の話を聞きながら、昨日の彼氏のフリしてほしいって頼まれたことを正直に話します。ストーカー被害に遭っているから彼氏のフリをしてほしいと。もちろん太一がいるので断り、叔母さんや警察するように言っておいた話す航平に言い合いになる二人。
俺のことで太一と喧嘩なんてしたくないと謝る航平でしたが、太一はそのまま後にし航平は頭を抱えるのでした。
『ひだまりが聴こえるー春夏秋冬-第5話』あらすじ


[著]文乃ゆき
ストーカーからのつきまいの解決策を調べていた航平の元に一本のメールが入ります。太一から怪我をしたと連絡を受けそれを見るなり家を飛び出す航平。その怪我は太一ではなく永奈のストーカーだったようで、話してる内にキレて突進してきたストーカーは、足元の瓦礫に蹴つまずいて転んだ拍子に額を切ってしまい、ストーカーが喚いているところに通りがかりの人が通報したようでした。
太一に怪我がないと知り安堵でへたり込む航平。永奈は私のせいだと謝りますが、航平もストーカー被害を打ち明けてくれたのに何も力になれなかったと2人を危ない目に合わせた自分を責めます。
泣き出す永奈にそんな2人を見ながら太一は顔を伏せます。
帰りの車で運転する航平は警察を出てから一言も喋らず、気まずい空気の太一。ウソをついて勝手に永奈のところに行って警察沙汰になってしまい、内心怒っているか呆れているのかと考える太一に「着いたよ」と家まで届けてくれた航平。このまま別れたら余計気まずいからちゃんと謝ろうと航平を家にあげます。
「ただいまー」と声をかけますが太一の祖父は出かけているようで2人きりになる太一と航平。電球が切れてしまっているようで暗い部屋の中、本当は自分がストーカー被害を手助けしなきゃいけなかった役目を太一に身代わりにさせて危ない目に合わせてしまったことを謝る航平。
落ち込む航平に永奈の頼みを断ったのは「永奈の彼氏のフリ」を断った太一に気を使い太一のためにしてくれた、だったら自分にも責任があると自分の事を責める航平の顔に触れます。
その手を取るなり太一を抱きしめ、優しくキスをします。
慌てる航平にまたキスをする航平。
仏壇の祖母の写真を指をさし、キスを止める太一の顔をむにむにと触りながら「おばあさんに挨拶してもいい?」と、手を合わせます。そんな中太一は永奈の言葉を思い出します。
航平と永奈の過去
永奈は小5の時に親の仕事の都合で転校してきて、人見知りだったためなかなか友達ができないでいました。そんな時に航平と出会い、小学生の間は話しかける勇気がなくてただずっと遠くから見てるだけでした。
中3ではじめて同じクラスになって2学期に隣の席になれたことから必死で話しかけて少しずつ仲良くなり、完全にダメ元で告白した永奈。すると航平はあっさり告白を受け入れ付き合うことになった永奈と航平。付き合うと言っても受験生だったこともあり一緒に帰るとか休みの日に図書館で勉強するくらいでしたが、受験が終わったらたくさん遊べたらと思いながら推薦入試が終わった後くらいから航平が学校に来なくなります。
熱だと先生に聞かされ入試があるため見舞いには行けず、やっと会えたのは卒業式の日でした。その日から航平は変わって行きました。全然笑わず、話しかけても上の空で、自分のことはどうでもいいのかと腹が立ち「航平つまんなくなったね」と言葉にする永奈。
永奈は航平の耳の事を知らず、別れてから中学の同窓会でクラスメイトの会話から知ることになります。
航平はいつも皆に優しくて頼られて、怒ったところも見せず、だから自分にだけは喧嘩になっても向き合って欲しかったと泣き出す永奈。
他の誰よりも航平のことが知りたくて、永奈がどんなに航平を好きだったかも分かってしまった、そんな永奈の航平への気持ちに気づき泣き出しそうな太一。そんな太一の元に父から一本の電話が入ります。
『ひだまりが聴こえるー春夏秋冬-第5話』感想
みんなーーーーー自分を責めすぎないでーーーーーー
心情の描写が上手な作者さんだからこそ、三者三様に感情移入してしまって、誰も責められないけどどうしたら3人笑顔でいられるかを考えてしまいました。永奈の気持ちを知った太一はどうか、2人の後押しをしませんよう!!自分の気持ちに正直になって!!!!
急に耳が聞こえなくなってしまい周りから壁を作った航平を救ってくれたのは太一で、太一は航平の笑顔が見たくて。でも永奈の気持ちを知ってしまったら……。航平がどうか、もっと弱みを太一に見せてほしいし、太一はもっと素直になってほしい。永奈も航平に伝えられなかった事を打ち明けて欲しい。
そしてここぞと言うばかりにキスを仕掛ける航平がとても好きです。何回キスをしても慣れない太一も可愛い。けどファンはこれ以上が見たい……。そろそろ太一からのキスだったりそれ以上のあれこれ(もごもご)も見たいですね。もっと我儘になっていいんですよ()
そして太一の父親の存在。えっここで…!?と驚きました。これ以上太一を悲しませないでー!!