疲れた夜には切なくて胸キュンなBL作品を見て癒されたい…ということで私がこれまでに本当に泣けるBL作品を10選厳選してみました!

名作は何度読んでも泣けてしまいますね…!腐女子歴20年の歴史の中から本当に泣ける(そして泣いた)BL作品を集めてみました!ぜひ参考にしていただけたらと思います!
Life 線上の僕ら


[著]常倉三矢
出会いから生涯まで描いた映画化もされた作品。一冊の中にこんなにも人生が詰まって、生涯を共にしたふたりの歩みに最後は自然と涙が出ました。出会いはとにかく甘酸っぱく、大人になるにつれ紆余曲折がありながらも添い遂げる。幸せだったんだろうなと思えるふたりの人生を見届けられて多幸感に溢れました。

やたもも


[著]はらだ
生活能力ゼロでビ⚪︎チなモモくんが、おかん系男子の八田ちゃんに拾われ少しずつ自立していくお話。愛を知らなかったモモくんがなぜこういう生き方しかできなかったのか、そしてずっと甘やかしてくれるのに絶倫な八田ちゃん。最初はなかなかアクが強めかと思ったのですが読んでいるうちに本当は一途でこういう術しか知らないモモくんに八田ちゃんと同じように愛おしくてどうしようもなくなってついに本音をぶつけるシーンはボロ泣きでした。隣人のクリちゃんがまたいい子。どうか最後まで見てほしい作品です。

カッコウの夢


[著]ためこう
親友白鳥に片想いしていたクローゼットゲイの名塚。4年間片想いしていましたが打ち明けられず、破裂しそうな思いを隠すためにゲイバーで出会った瀬野とセフレ関係となります。しかしある日瀬野のバイクと白鳥が事故に遭い2人が入れ替わってしまったお話。白鳥の思いを隠し続けていたのに中身が入れ替わってしまった親友とセフレ。まだ目を覚まさない親友と中身が入れ替わってしまってしまい目の前にいるのは「自分は白鳥だ」と言い張るセフレの瀬野。やっと片想いを打ち明けるが、身体は何度も重ね合わせたセフレの身体で……自己犠牲の愛情が織りなす切なくでも最後に報われるラブストーリーです。

恋愛ルビの正しいふりかた


[著]おげれつたなか
どちらも過去にトラウマを抱えた二組の不器用な恋の物語。どこか人間臭くてみっともない部分を抱えながらも好きで、そして愛されたくて、ぶつかってゆく恋模様に胸を打たれました。こんなに「人を好きになる」って胸が熱くなるものなんだな…!泣いてそして笑って、二組とも紆余曲折ありながらも最後は幸せそうで満たされます。

窮鼠はチーズの夢を見る


[著]水城せとな
実写映画化にもなった話題作。とにかく窮鼠はモノローグが素晴らしいので原作がやっぱりオススメです。はじめて読んだ当時(学生)より大人になった今だからこそより楽しめるような、同性愛の深い深いところを突いてくる作品。なんとも重く切なく彼らが本当に幸せなのか願いたくなる展開です。読み返すたびに深くこの世界に入り込み息を呑んでしまいます。

どうしても触れたくない


[著]ヨネダコウ
BLの根源ここにあり!!と言えるほど、同性愛についてのもどかしさ、すれ違い、愛しさ、切なさ、全てが詰まった作品。何度読んでも何度でも泣けます。ゲイの嶋くんがノンケである外川さんの未来を壊したくない一心で好きにならないよう振る舞うのですが止められない思い。言葉一つひとつが刺さりました。10年以上前の作品ながらこの先もずっと好きな思い入れのある名作です。

それでも、やさしい恋をする


[著]ヨネダコウ
「どうしても触れたくない」のスピンオフ、嶋くんと外川さんを見守り続けた同僚小野寺。ゲイの出口の長く片思いの切ないお話。人と人が丁寧に描かれ、ヨネダコウ先生の作品はどれをとっても名作です。出口に向かうたびに萌え転べます。細部までリアリティーがあるのでなにより感情移入がすごいですし一緒になって胸が締め付けられます。真面目で恋愛に鈍感なノンケと数年想い続けたゲイ。BLの純愛作品です。

ひだまりが聴こえる


[著]文乃ゆき
私がBL好き20年の歴史の中で最も泣いた作品。毎巻泣いています。突発性難聴を患う航平が真っ直ぐな同級生太一に救われ好きになっていくお話。たくさんの人に読んでほしいほど心に染みる作品。優しくて暖かくて深くて、心理描写が丁寧に丁寧に描かれています。甘酸っぱくて爽やかで、苦悩でときには胸がキュッとなってそして涙します。映画もとてもよかったです!

玉響


[著]ゆき林檎
大正時代の旧制高校を舞台にしたクラシカルロマンな作品。貿易商の息子麻倉と幼馴染の立花。当時の閉塞感や偏見、身分差や同性愛にする葛藤をしっかり描かれたお話。えっちは少し物足りなさを感じましたが、心を通わせ年齢を重ねた先もレールに従って生きる人生より自分の意思で選んだ人生をと、考えさせられるような胸が熱くなる作品です。

声はして涙は見えぬ濡れ鳥


[著]ウノハナ
凛が1人で住む古い家の隣のアパートに住む会沢。自分の部屋の窓から見えた縁側で1人涙する凛を見て一目惚れをします。心を閉ざす凛とどんどん話しかけていく会沢。なし崩れにセフレの関係になって過ごすうちに徐々に凛は心を開いていき…お互いを支え、傷を癒やし、2人で歩んでいくと誓う切なくも胸キュンなお話。

最後に
いかがだったでしょうか?少しでも気になる作品があればチェックしてもらえたらと思います!