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原作BL小説『美しい彼』実写ドラマ版との違いは?あらすじの結末とは?

BL作品

遅れて見始めたドラマ『美しい彼』でしかが、すっかり沼に落ち原作小説も買ってきました。原作小説はより濃く平良と清居の近づく様子が描かれているのでドラマを合わせて読むとより一層楽しめました!大きなストーリーの流れは変わりませんでしたが、ドラマでは初めて出会ったのが高校3年で、原作では高校2年生と所々違いも見られました。そんなドラマと原作の違いと見どころをご紹介します!

軽めのネタバレを含みますのでご注意ください。

原作BL小説『美しい彼』実写ドラマ版との違いは?

美しい彼【SS付き電子限定版】

[著]凪良ゆう [画]葛西リカコ

高校2年生から物語が始まる

原作小説はクラス替えの高校2年生から物語はスタートします。ドラマでは自己紹介で吃音が出てうまく喋れない平良と遅れて登場する清居でしたが、小説では斜め前に座った清居が後ろ姿ながら顎のラインや頭の小ささに平良は目を奪われてしまいます。

後ろ姿で焦らした表現が美しい…。

ドラマでは平良の家の縁側でクラスメイトが花火を楽しみますが、小説は花火大会の場所取りに平良を使われたりドラマにないストーリーが盛りだくさんです。ドラマとの流れは大きくは違いはないですが、ドラマもここがオリジナルだったのかと驚く部分も多かったです!(平良の家の縁側で清居が花火をするシーンや、ずぶ濡れシーンなど)セリフは小説を交えてありますが、ドラマは映像としての魅力がありますね。

ドラマの1話最後では自分が撮った清居の写真でいたしてしまう平良でしたが、小説はコンテストの清居の写真がいつも見ないアイドルスマイルの清居に

『キングの清居は神聖すぎて近づけない、けれど万人受けする笑顔を浮かべる清居は、ページを破り取ってまるめるくらい気やすい存在に見えた』

と、この清居に触れられそうという錯覚で欲情していたす変態っぷりを見せます()

小説では3年のクラス替えで清居とクラスが離れてからのストーリーも書かれています。ドラマは時間の関係で切り取られた部分だと思いますが、卒業するまでの焦ったい感じがより感じられた高校編でした。

可愛く小動物系の小山

ドラマ版は芯が強い優しく好青年な小山でしたが、原作小説の小山はもう少し可愛い系。平良のポートレートを撮った綺麗な人が男だと聞いて、平良が好きなことを諦めなくてもいいのかと安堵する小山は赤面してうつむくほど。

なぜ平良を好きになったかをしどろもどろになりながら俯く可愛さもありながら、おとなしそうに見えてはっきり意見を言ういつもの小山から想像出来ないほどの可愛さ。ドラマでは後半にかけて平良を抱きしめ告白しますが、小説版ではこの時点でしっかり告白をし、

「好きなだけで、付き合いたいと思ってないから」

と友達関係を続けます。小山が自分を好きとわかっているのにはっきり断れない複雑な感情を抱いたままなので、清居の執着から逃れるために小山を使ってる…?と焦る平良はちゃんと小山に告白しようと決意していたはずでしたが、再び舞台で清居に出会ってしまい感情がぐちゃぐちゃになった様子が描かれています。

喫茶演劇で再会

こちらはドラマと同じで高校を卒業して、スマホが水没した理由付けで清居との連絡をたち忘れようとする平良でしたが、小山に誘われた喫茶演劇で清居に再会し、小山の誕生日にちゃんと告白を決意していた平良でしたがすっかり清居への思いを止められなくなり毎日のネット監視や舞台に変装しながら足繁く通い、ついに小山に

「もう、こういう風に小山と話したり会ったりするのやめようと思う」

と、理由なんてないけど清居が好きだと小山を振ることになります。小山の整理が着くまで友達関係を続けますが、熱を出した小山も家は上がらず薬をドアノブにかけたりと距離を置くことに。

そして喫茶演劇で清居に再会し、その後打ち上げに平良も参加し公園で電車を待ちますが、原作小説では始発の電車を待つために24時間営業のカフェで時間を潰します。そんな中で清居は大学と仕事を両立している描写があります。平良の大学生活のことも話し、

「小山はすごくいいやつなんだ」

と楽しく話しますが

「そんないいやつなら、つきあえば?」

と怒った様子で清居に言われます。それ以上追求はしませんでしたが、清居が嫉妬する様子と、平良がいかに大学で一緒にいて楽しいと思える初めての友人に出会い、そして自分が半端なことをしてこじれてしまっていることが書かれています。

清居視点の回想

ドラマと同じように学生時代の清居目線の様子が書かれていますが、清居はゲイの気があったことがちゃんと書かれています。あれだけ女性にも男性にもモテる清居が誰にも全く靡かなかった理由が伺えます。清居の過去がしっかり書かれているので、なぜこんなにも熱烈に誰かから追い求められることに快感があるとかが理解ができます。

モノローグが既に平良を意識しまくっていて、掻き乱されていて既にめちゃくちゃ好きやん…!って言いたくなります。

金輪際会わないって決めていても平良の電話を毎日待つ清居…可愛すぎか…?結局自分から間違い電話と見せかけてワン切りでかけますが、結局平良に意識しまくっている清居。

清居に合鍵を渡す平良

これはドラマに描かれなかったシーン。清居は舞台のセリフの練習のために、平良の家に連日通うようになります。平良の母親が作った作り置きの料理を食べたりお風呂に入ったり寝たり、気づけば清居のシャツや歯ブラシが平良の家に増えていきます。同棲カップルですか…?(※付き合っていません)

「お風呂沸いてるよ。いつでも入れる」

「じぁ入る。あ、これ向こうに置いといて」

新婚コントみたいな馴れ合い。稽古もできるし、腹が減ったといえば平良が不器用ながら何か作ってくれる。でもそれ以上のことは何もない、何もしてこない。この調子で遅かれ早かれ恋人になれると思っていた清居でしたが、一向に縮まらない距離感に焦りを感じます。

爪切りフリの指舐め

問題の爪切りシーン。ネットで「美しい彼 爪切り」と出てくるので何…!?と、気になっていましたがこれかーーー!!!

ドラマ6話で手に傷をした清居の手を平良が舐めて感じてしまうシーンですが、代わりに原作小説では清居の足の爪を切っている平良が切りすぎてしまい、いきなり足の指を口に含み指を舐め出すという…ありがたし展開。足の中心が反応を示してしまい、平良に介抱されます(ありがとうございます)でも自分のものは清居に触れさせようとしない平良。その日を境にそういう行為を頻繁にするようになりますが、何度もしているのに

「ーしてもいい?」

と平良が必ずお伺いを立ててくる。そして清居を満足させた後自分はそそくさを自己処理をすることに、腑に落ちない清居。自分からキスを仕掛けたり、人前で隠れて手を握りますが拒む平良。

「……おまえさ、俺がおまえのこと好きとか、考えたことないの?」

と泣きたくなる清居でしたが、おかしなものを見るような目で返され、「もうこない。じゃぁな」と出ていきます。

あらすじの結末

ドラマではお互いの気持ちをぶつけ合いようやく付き合うことになる清居と平良でしたが、原作ではその後も書かれています。平良の家まで帰ってきた2人は部屋まで我慢できなくなった平良が崩れるように玄関で押し倒されます。何かのたがが外れたように平良は激しく舌を吸われ、無遠慮に下着の中に手が入ってきます。(アーッ!)

その後お風呂に一緒に入り、後ろを慣らし、ベッドイン。挿絵と共に美しい〜描写。

とてもご馳走様でした。ドラマ後が見られて大変満足しました。その後、平良の身だしなみを整えるために2人でデートもします。髪を整え上から下まで清居にコーディネートされると、何げにモテてしまう平良。ご褒美のようなラストでした。

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「美しい彼」コミカライズ化!

美しい彼(1)

[原作]凪良ゆう [作画]北野仁

原作を見た後にドラマを見ると心情がより知れるのでとても楽しめました。何よりドラマ後の彼らが見られて本当に良かった。ドラマよりツン度が高い清居と、変態ど増し増しな平良に焦ったくて「早く素直になれよ〜〜〜」と叫びたくなるほど。作者の凪良先生のフェチズムが感じられて最高でした。続き「憎らしい彼」も読みたいと思います!

憎らしい彼の感想はこちら
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